耳鼻科はこわい?

耳鼻科で小さなお子さんを受診させる時の心構えについて

「耳鼻科は怖いよ〜」というお子様や、「子どもを押さえつけるのでかわいそう」というお母様の声を時々耳にします。私自身も子どもの頃父親に耳や鼻の治療をしてもらうのが嫌だったのを覚えています。耳や鼻の奥はとても狭く、ちょっとでも動いてしまうと確実な診断や、適切で安全な治療ができません。ですからご家庭でお子様に「病気を早く治すために動かないように頑張ろう」とお話しして、年齢なりに治療の目的を理解するよう、協力していただくことが必要だと考えています。
どうしても動いてしまう時は、お母様にお子様をしっかり抱きしめてもらい、スタッフが頭を押さえることがあります。安全に治療をするために必要なことですが、終わった時「ごめんね」と謝ってしまうと、子どもは「悪い事をされた」と思ってしまいます。謝るのではなく、必ずお子様をほめてあげて下さい。我々もいっぱいほめるようにしています。そうすると、小さなお子様も少しずつ恐怖感が薄れてきて自分一人で治療を受けたいと前向きな気持ちに変わってきます。 スタッフ一同、お子さんとの信頼関係を大事にしていこうと心がけておりますので、お母様方のご協力をお願い申し上げます。