アレルギー性鼻炎に対するレーザー治療について

レーザーを使ってアレルギーをおこす鼻の粘膜を焼きアレルギーをおきないようにしたり、鼻の通りを良くする治療です。出血や痛みがほとんどなく日帰りでおこなえるのが特徴です。

一般的な薬による治療が無効な方、長期間の内服を希望しない方、忙しく充分な通院が困難な方、薬の制限がある方（妊娠、授乳中の女性）などです。

70％〜80％位の方に有効と言われています。くしゃみ、鼻みず、鼻づまりのいずれにも効果がありますが、効果が一生続くわけではありません。
また、１回の治療で効果が弱い場合は２〜３回治療することもあります。

レーザー治療後一時的に鼻づまりがひどくなりますので花粉シーズン中の症状が出ている時にはできません。できれば１１月頃までにレーザー治療を行うのが良いと考えられています。また、効果を持続させるために翌年にもう一度おこなうとより効果的です。

麻酔のスプレーをした後に鼻の中に麻酔のガーゼを１５分間入れます。
手術時間は両鼻で約２０分で終了します。

手術後１週間位は一時的に鼻づまりがひどくなります。鼻をかむと多少血がにじんだり、ゼリー状の鼻水が出ますが心配ありません。術後２週間経過するとこのようは症状はなくなり治療の効果がでてきます。

レーザー治療は健康保険の適応があります。
費用は診察料、手術料、処方料を含め約10.000円です（平成30年4月現在）

その他、詳しいことをお聞きになりたい方は直接医師に御相談下さい。
岩武耳鼻咽喉科医院